イスラエルの若手リーダー交流プログラムへの招聘を受けて、イスラエルを訪問しました。
日本から直行便がないため、モスクワ経由とし、ちょうど参議院自民党 日露議員懇話会として、ロシア連邦院(=上院)議員とそれぞれの地域間で交流を深めようという方針となっているところ、沿海州選出の連邦院議員、エネルギー省を含む関係機関等、数多くの面会を行いました。敦賀〜ウラジオストクを通じて日本と欧州を結ぶ、戦前の「欧亜国際航路・列車」を紹介したところ、多くのロシア関係者が興味を示されました。
戦後、冷戦等で日本海側の交流が滞り、太平洋側が表と言われるようになっていますが、敦賀港は古来より大陸への畿内の玄関口だったところ。杉原千畝の「命のビザ」を持ったユダヤの方々も、ウラジオストクから敦賀に上陸しました。日露交流の深化の中で、日本海側の再興につなげたいものです。
イスラエルでも、プログラムに基づき、ハネグビ大臣はじめ多くの政府関係者・有識者と面会し、現地視察を行いました。
ホロコーストについての博物館では、訪問団を代表して献花を行い、「杉原千畝の木」にも表敬致しました。
ロシア・イスラエルを通してお土産にした、「リンゴ型タオル」(水につけると「Port of Humanity / 人道の港 敦賀」と書かれたタオルになるもの。杉原ビザで敦賀に上陸したユダヤ難民に地元の少年がリンゴを渡したとのストーリーにちなむもので、G7伊勢志摩サミットでも各国代表団に配られました)は、大変好評で、福井県の良いPRもできました。