昭和48年の整備計画以来、悲願の小浜経由の北陸新幹線ルート問題が終に決着しました。
福井先行開業のムーブメントの副産物として、ようやく中央の議題に上った、敦賀以西のルート問題。「与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)」において、小浜ー京都ルートが正式に決定されました。
具体的には、PTの下に置かれた「北陸新幹線 敦賀・大阪間整備検討委員会」より、中間報告(←報告書はクリックで見れます)がなされ、これを受け、茂木PT座長が以下のように発言、PTとして了承されてました。
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「北陸新幹線敦賀・大阪間のルートについては、北陸と関西の間の移動の速達性、利用者の利便性等を総合的に勘案し、敦賀駅-小浜市附近-京都駅-新大阪駅を結ぶルート、いわゆる小浜京都ルートとする。
なお、京都-新大阪間については、委員会において北回りのルートの他に、南回りのルートも検討されているところであるが、委員会から国土交通省に求められた追加調査の結果及び委員会における議論を踏まえ、年度内に結論を得ることとする。
また、この結論を踏まえ、建設主体である鉄道建設・運輸施設整備支援機構においては、平成29年度当初より、駅・ルート公表に向けた詳細調査を開始し、駅・ルートの公表後は、環境影響評価の手続きを進めるよう求める。
なお、北陸新幹線の整備効果を十分に発揮させるためには、敦賀-大阪間も含め、早期の全線開通が必要である。恐らく1、2年になる駅・ルート公表に向けた詳細調査、4年前後の環境影響評価の間、与党においては整備財源の確保のための検討を行うこととする。
今後、国土交通省においては、本日の結論を踏まえ、適切に対応頂くようお願い申し上げる。
また、検討委員会における議論として付記をされた、幹線鉄道のネットワークの将来の実現に向けて、来年度から研究、調査予算を大幅に増額するなど、真剣な検討を求める。」
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福井県にとって良い形でまとまり、感無量です。
しかし、ここからが、スタート。気持ちを一新し、「最後の大ヤマ」である新大阪までの財源確保・着工に取り組まねばなりません!